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November 21, 2008

最後の頼みの綱

  「運築(うんちく)川柳」


    ” 皺ある手 介護するのも しわある手” 


 インターネットの時代。何か解らない事、知りたい事
があれば、インターネットで検索すれば大概の事は
すぐに解決します。

 でもインターネットが使えない人はどうする?

 そんな方達の為に、あまり採算に合わないけど
続けている事があります。

 今日はそんな「困ったときの・・・」
お話です。

     『最後の頼みの綱』


 ある日の夜の10時過ぎ。お風呂にも入って
もう寝る準備をしていた時、会社の電話が鳴り
ました。

 我社は自宅兼用の事務所ですので、24時間年中無休。
電話もいつでも出られます。

  (ん!今の時間に誰だろう?)

 めったに夜遅い仕事の依頼はありませんので、
友人からの電話かな?と思って出てみると・・・


    「あの、トイレが詰まって困って
             いるのですが、直しに来て頂けますか?」

 仕事の依頼の電話でした。

     (何とか来てくれないかな・・・)

 そんな感じが受けられる、60歳~70歳ぐらいの
女性の声です。ほんとに困り果てているようでした。

 夜も10時を過ぎて、もうお風呂にも入って、寝る準備も
している。

 一瞬

    (断ろうかな・・・)

 なんて、気持ちになったのは、まだまだ未熟。
すみません。

 トイレの詰まりほど困る事はありません。
我慢できないし、他人の家に借りに行く訳
にもまいりません。まして夜中ともなると・・・


 詳しいお話をお聞きすると

 二階建ての家で、一階と二階にトイレが
あり、その両方とも詰まってしまった。

 家を建てた工務店・便器のメーカーさん・
水道屋さん・・・様々な所に電話をして
修理を依頼した。

 でも営業時間が過ぎていて、すぐには
来てくれない。明日になると言う。

 それで、藁にもすがる思いでタウンページ
を見て、我社を探し電話した。

 大よそ、そのような内容でした。


 トイレの状況を見てみないと、何とも
判断はできません。

 水道関係の専門家ではないので、拝見しても
直せない場合がある事。

 その場合は、ちょっと値段は高いのですが、
24時間対応してくれる業者さんをご紹介
させて戴くことを了解していただく。

 お客様のご住所をお聞きすると、我社から
ちょっと遠い所。交通費・派遣料が高くつく。

 その事も了解していただき、すぐに支度して
伺わせていただきました。


 車で30分程でお客様宅に着く。お客様が
「ちょっと解りにくい場所です」と言っていたが、
以前にも言った事がある近くだったので、迷う事
なく到着しました。

 近くまで行くと、お客様が外に出て待って
くれています。きっと迷わないようにとの
心遣いなのだと思います。

 ご挨拶もそこそこに、すぐにトイレに
行って拝見すると・・・

 なるほど、トイレが詰まって溢れている。
汚水を見ると、ティッシュのような物が
多く浮かんでいる。


  (ん、この詰まりなら簡単に通るかもしれない・・・)


 持って来たスッポンポン(正式にはラバーカップ)
で力強く何度かポンポンと吸い出すと

    ザッー・・・・

 詰まりは簡単に取れました。あまりに簡単に
直ったので、お客様は拍子抜けした
顔をしています。

 続いて二階のトイレに。

 二階のトイレも同じように、ポンポンポンと
何度か吸い出すと、簡単に通じました。
サッーと綺麗にスムーズに流れます。

 仕事時間としては、ほんの10分かからない
ぐらい。

 お客様に、すぐに来てくれて直してくれた事に
大いに感謝されました。

 なぜこんな事に・・・

 夜遅くでしたので、ゆっくりとはお話できません
でしたが、それにはこんな事情が・・・


 二階に住んでいるのはお客様の義母様。今年
93歳になると言う。

 身体は多少は弱っているが、自分では動けます。
その義母様に最近認知症の症状が顕著になってきた。

 義母様のご主人(義父様)は、96歳で昨年
亡くなったそうです。それから義母様に認知症
の兆候が・・・

 その結果が今回のトイレの詰まりです。
トイレにティッシュペーパーを大量に
流したようです。

 ティッシュペーパーは、なかなか水に
溶けません。それが詰まりの原因に
なったのです。

 もう70歳を過ぎているだろうお客様。
老老介護です。

 ちょっと疲れた表情のお客様。

 お客様に私も両親の介護を長年した事をお話し、
大変な時には一人で考えないで、誰にでも助けて
もらう事を助言する。

 そして、気兼ね料代金5000円とお客様からの感謝料1000円を
いただき、「何か困った事があったらいつでもお電話下さい」
とご挨拶して帰らせていただきました。

 きっとこれからは、このような老老介護
は増えて行く事でしょう。


    「追記」


 小さいながら、もう長年タウンページへの広告を
掲載しております。

 掲載料に見合う仕事が来るかと言うと、
それは微妙です。

 でも、インターネットが使えない人に
とって、全戸に配布されるタウンページは
困ったときの最後の頼みの綱なのです。

 NTTでタウンページのテレビCMを
放送していますが、ちょっと使っている人の
ターゲットを変えた方がいいような気もしています。

 これからも、タウンページへの広告は、
続けられる限り続けていこうと思って
おります。

 ありがとうございました。

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   〔執筆者〕
          
     株式会社便利屋おしょうネット
                 代表取締役 柏崎 房男

     ”便利屋コンビ” 有限会社ワン・ツウ・ワン
                    取締役 柏崎 房男

    〒270-1168 千葉県我孫子市根戸903-13
            TEL 04-7181-3751  FAX 04-7181-3752
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November 09, 2008

長持ちの秘訣は?!

  「運築(うんちく)川柳」


    ”50年家 もったいないを 超越し”


 「なんでこんなに長持ちしているの?」

     「え~!これが50年前・100年前の家!」

 そんなふうに思ってしまう物事に出会う
事があります。

 思わず感動さえもしてしまいます。どうして
そんなに長持ちするのだろう?

 そこには、こんな訳が・・・


 今回は、そんな感動さえしてしまった
お話です。

     『長持ちの秘訣は?!』

 ちょっと遠方のお客様なのですが、どうしても
私に仕事をしてもらいたい、と言うお客様が
おります。

 毎年10月頃、定期的に仕事のご依頼をいただく
のですが、今年も仕事のご依頼をいただきました。

 仕事の内容は、ガラス戸と網戸の掃除です。
だいたいの時間と料金を決めております。

 もう80歳近くになり、一人暮らしなので
お掃除も大変になってきた、との事です。

 今年も同じお掃除かな?と思っておりましたら、
今年は追加の仕事がありました。

  「雨戸の戸車が引っかかって、開け閉めが大変なの。
                    戸車を交換していただけますか?」

 そのようなご要望でした。

 Nさんのお宅は、建ててから50年程。木造です。
Nさんの普段からのお手入れがいいのか、とてもそんな
に古い家とは思えません。


  (50年前は、普通の家に網戸なんてなかったのでは?・・・)


 50年前と言えば、私が10歳の頃。濡れ縁があり、雨戸と
ガラス戸だけで網戸はなかったような記憶があります。

 そうなんです。Nさんにお聞きすると、網戸は特別注文で
作ってもらった、との事でした。

 もちろん、その頃はアルミサッシなんてなかったので、
木製の網戸です。

 さすがに50年経つ家。傷みも出ます。半分程はアルミサッシの
ガラス戸・網戸に変わっていたのですが、まだ半数は木製。


  (それにしても、木製の網戸で50年も持つのか?????)


 最もな疑問です。それには訳が・・・


 なんとNさん、網戸を春夏のシーズンが終わると物置に
全てしまっていたのです!!

 だから網戸を使うのは5月から10月頃
までです。

 みなさんは網戸にシーズンオフがある事を知っていて、
使わない時は仕舞っていますか?

 う~んんん・・・さすがに50年維持している
だけの事はしている。Nさんにとって、それが
普通の事なのです。


 多少網戸部分に傷みも出ていますので、丁寧に優しく
洗わせていただきました。

 洗い作業を追えて、さあて次は
雨戸の戸車の修理・交換です。

 今は珍しい木製の雨戸を外そうとしたらビックリ!

  ・・・・・・・・

  ・・・・・・・・

 雨戸が風などでガタガタしないように、しっかりと
敷居が工夫されています。

 50年前の私の記憶にある雨戸は、ただ敷居を滑らせる
だけで、戸車なんて付いていなかった。敷居に蝋を
塗って、滑りやすくしていた記憶が・・・

 そして雨戸を外して、戸車を見てみると何と何と
釘を使って留めていない!

 きちっと戸車を埋め込む溝を掘り、そこに釘を
使わずにはめ込んである。

 しっかりと外れないように、くさびを使って
固定してある。

 これで50年間も保持できているとは!・・・・

 いい仕事をしてますね~・・・驚きです。

 それを交換するために外した戸車も、さすがに磨り減って
小さくなっているが、まだまだしっかりしています。

 新しい戸車は、さすがにくさびで留める訳にも
いかず、溝に合うように留め方を調整して
ネジ釘で留めさせていただきました。

 50年も経っているので、ネジ釘で留めると木が
割れてしまうのではないか、と言う心配もありました。

 しかし、これまた50年経ってもしっかりした木材は
しっかりしています。割れる事なく、しっかりと固定できました。

 お蔭さまで、レールを軽やかに雨戸が滑り、Nさんに
喜んでいただきました。

 それにしても、いい仕事を見させていただき
ました。

 昔の大工職人さんは、自分の仕事に誇りを持ち、
一つ一つの建具、雨戸・網戸までにも愛情を籠めて
作っていたのですね。

 それだからこそ、50年もの間の風雪に耐えられた
のでしょうね。

 ありがとうございます。


     「追記」


 Nさんのお庭には、一部分玉砂利が敷きつめて
あります。

 約2坪程なのですが、その玉砂利を年末の
暇な時間を見て、一つ一つ手で洗うそうです。

 わ~お・・・

 家を建てた大工さんの、家に対する愛情があった
のはもちろん。それだけではない事を感じさせて
いただきました。

 建ててくれた大工さんの愛情に応える、住む人の
家に対する愛情があったればこそ、50年経っても
美しい家であり続けられた。

 Nさんにとって「もったいない」なんて事は、
とっくに超越しているようでした。

 また来年もお会いして、お掃除できる事を楽しみに
しています。

 それにしても、家を大切にし、仕事・人を観る目の厳しい
Nさんに、毎年仕事をいただける事に心引き締まります。

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   〔執筆者〕
          
     株式会社便利屋おしょうネット
                 代表取締役 柏崎 房男

     ”便利屋コンビ” 有限会社ワン・ツウ・ワン
                    取締役 柏崎 房男

    〒270-1168 千葉県我孫子市根戸903-13
            TEL 04-7181-3751  FAX 04-7181-3752
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